よその国は、どうなの?まず、台湾の古い話(30年前)からスタートです
台湾は人口2000万人、面積は九州の7分の6。GNPは日本の3分の1.首都台北は人口250万人で人口密度は世界1~2位。
わが社が自慢の<横中ぐり盤メーカー>は台湾に1社だけ。10年間で100台作った。ただし去年一年で50台売れた。ただし、日本の東芝機械(世界一のメーカー!)の完全コピーで、色や名称ロゴまで同じ。(買いませんよ。もちろん)・・・・以下、コメントはどれも、1988年時点のものです。
機械見本市は野球場くらいの広さで、立派!台湾のやる気を象徴している。かつ、とても盛況だけど、工作機械をつくるには、工場はまだまだです。ホコリっぽくて、古い機械に平均年齢30歳以下の工員さんたちがたくさん集まっている。研削盤メーカー、電子部品用プレス加工メーカー、三菱電機と合弁の電気部品メーカーを見学しました。
横中ぐり盤は、現場では見かけませんでした。そうでしょう。超高い機械です。
今の台湾の男性が欲しいものベストスリーは、<男の子・クルマ・家>だそうです。クルマはホンダシビック250万円。台北郊外2DK1500万円、台北市内2DK3000万円!超高いです。おおむね2世代で住むらしい。
労働基準法がおととしできて、人件費が急騰。マシニングセンターを使っているひとの給料はなんと20万円!超高給与です。平均は12~13万円だそうです。単純労働は6~7万円。
自社で社員の育成・教育はしない・・・。引き抜き、引く抜かれる・・・、という社会習慣らしい。それでも製造業の工場団地がたくさんある。標語は日本語?ともかく漢字です。読めば、私でもわかります。
エアコン普及率は3%。そのせいか夜中の12時すぎまで街はひとでいっぱい。毎晩が、防府天満宮のお祭り以上、初詣以上の人出です。あたりまえかも。
女の子の夜の一人歩きも多い。お年寄りは歩いていないなあ。
街は、道路は広いです。その広い道路でスクーターは2人乗りが40%くらい。4人まで乗りますね。前にひとり、うしろに2人です。