よその国は、どうなの?その-2です。中国広州(深圳)1991.10.22~26(30年以上前)
1991年10月、今から27年前(!)です。広東省広州市と、経済特区深圳市(シンセン)の工場見学をしました。新聞社主催です。メンバーは、ほとんど鉄工所の社長です。広州市は人口600万人。深圳市は200万人だが10年前は5万人(!)でした。ただし鉄条網で周囲を囲ってあります!
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広州市の経済部の主任さん。まともなルートでは10年経っても会ってもらえないらしい。もう朋友だから次からは私に直接言ってくれ。といわれました。ご馳走料理「竜虎の料理」です(へびとねこ・・・の事なり)。定年の60歳になったらゆっくり休みたい。若かったら・・・商売をしたい。子どもは2人。夏は湿度70%~80%でたまらん。英語はダメ、日本語もダメ。通訳を介していろいろ話しました。
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みんな静か(?)かな?ホーロ製のどんぶり式のお弁当も普通だそうです。工場の昼食40円(内30円は会社補助)。戸外で人に見せびらかしながら食べるのが習慣。民家でも外で見せて食べる。「メシ食ったか?」があいさつ語です。
お給料の話し;特区のSANYOでは、普通の人は月給6000円・大卒1万2000円。EPSONでは、7000円・大卒3~6万円(!)。残業割増し1.5倍、休日2倍、祝祭日3倍。特区以外では月給5000円くらいだとか。広州には大学が25ある。(ただし、国立大学の卒業者は国が勤務地も職業も決めます)筆者が中学生のころ先生月給1万5000円~。高校生でバイトして、日給500円でLPレコード1500円のを2枚買った!
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さて、みんなのファッションはどうかなあ。住宅不足で2DKに2家族、3DKに3家族が普通とか。住居が上海では一人3m2・深圳では一人10m2とか。子供は一人だけ。農村では長女が生まれたらもう一人まで許可がでるそうです。
福岡~香港へ飛行機1時間・香港~広州市へ電車2時間でした。ちなみに福岡~台北へ飛行機1時間40分。香港1000平方Km600万人・台湾3万6000平方Km2000万人・広州市7500平方Km600万人・広東省21万平方Km6000万人・日本38万平方Km1億2000万人・・・です。
10年前(1981)から個人商店がOKになり、広州市には個人経営飲食店が6万軒。6年前(1985)から経済特区ができて外資や合作会社をどんどんつくっている。人民服は無、毛沢東も無、テレビでは台湾の国会の様子をやっていました。大通りは自動車が4車線を埋めて走り、脇の2車線を自転車があふれています。女性は化粧してミニスカート、商店街は、笑顔の人たちでいっぱいです。しあわせそう。(ただし移住の自由はありません)1元27円。
日本にあって広州の街中にないもの。神社仏閣・ヌード写真・本屋・駐車場・開業医・スーツ姿ですね。少ないものは眼鏡の人。会わなかった。多かったもの。電線に鈴なりのスズメ。
物価の話;カラーテレビ6万円~9万円、洗濯機1万5000円~2万4000円、ルームエアコン30万円、電気炊飯器3000円(安い)、自転車9000円、子ども用自転車5000円~7000円。失業者・待業者は子守をする。食事つきで600円~900円。